抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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照射済核撚料の再処理に融解塩電解法を用いた.Zr又はMoとUの合金を陽極,融解亜鉛を陰極としてNaCI-KCI-UF
4系(750°C),KCI-LiCI-UCI
3系(500~600°C)の電解を行なった.前者.後者の陰極露流密度は各々190~400mA/cm
2,100~250mA/cm
2・陰極電流効率は各々20~60%(浴電圧1~3V),40~90%(浴電圧1.2~2.5V)であった.NaCI-KCI-UF
4浴の電解では融解亜鉛でぬれた部に樹枝状析出物が現れるので連続操作は不可能である.しかしKCI-LiCI-UCI
3浴を500°Cで電解すると析出物は現れず連続操作が可能である.UF
4を含む浴の電解ではZrの除染係数20~40,UCI
3を含む浴の電解ではZrの除染係数約10.Moのそれは約30であった塩中にU
4+,U
3+のどちらを加えても電解中の浴組成はU
3+の多い状態となる.又電解中U
3+←U
4+のサイクル反応が起きるので陰極電流密度は余り高くならない.