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J-GLOBAL ID:201602012844951111   整理番号:65A0248397

含窒素環状化合物の新合成法(XII)cis-あるいはtrans-2-アルキル(あるいはアリル)-3,4,4a,5,6,7,8,8a-オクタヒドロキノリン,trans-2-アルキル(あるいはアリル)-3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-3-H-インドールおよびcis-2-フェニル-3,3a,4,5,6,6a-ヘキサヒドロシクロペンタ〔b〕ピロールの合成

著者 (3件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 674-679  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0508A  ISSN: 0031-6903  CODEN: YKKZAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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cis-あるいはtrαns-2-アミノシクロヘキサプロピオ-酸(VI)のN-アシル化合物(VIIa:C6H5CO,b:p-CH3C6H4CO,c:C6H5CH2CO)を同量のソーダ石灰あるいは酸化カルシウムと乾留するとcis-あるいはtrans-2-アルキル(あるいはアリル)-3,4,4a,5,6,7,8,8a-ナクタヒドロキノリン(VIIIa,b,c)が得られる.ここに得られた閉環塩基(VII)の構造はUVスペクトルよりアゾメチン型と考える方が至当.VIIIはエタノール中Pd-Cで容易に還元されてcis-あるいはtrans-2-アルキル(あるいはアリル)-デカヒドロキノリンとなり,さらにぎ酸-ホルムアルデヒドで得量よく対応するN-CH3体となるが,還元によって生ずるジアステレオマーは一種類だけである.trans-2-アミノシクロヘキサン酢酸のN-アシル化合物(XIIa:CH3CO,b:C6H5CO)は前記同様ソーダ石灰と乾留するとtrans-2-アルキル(あるいはアリル)-3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-3H-インドール(XIIIa,b)を生成する.XIIIはエタノール中Pd-Cの接触還元に比較的抵抗するがtrans-2-アルキル(あるいはアリル)オクタヒドロインドールに還元される.またこの閉環反応をcis-2-アミノシクロペンタン酢酸のN-ベンゾイル化合物に応用して15~20%の得量でcis-2-フェニル-3,3a,4,5,6,6a-ヘキサヒドロシクロペンタ〔b〕ピロール(XVIII)を得た.XVIIIはエタノール中Pd-Cの接触還元には抵抗するが2~5%塩酸溶液中酸化白金触媒で還元するとフェニル核まで還元されてcis-2-シクロヘキシルオクタヒドロシクロペンタ〔b〕ピロールを生成する.

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