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J-GLOBAL ID:201602012878033421   整理番号:73A0383218

最近における日本人の食品中の鉛 I

著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 157-158  発行年: 1973年 
JST資料番号: G0567A  ISSN: 0582-4176  CODEN: SEEIA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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著者らの教室で1950年代に実施した日本人常用食品中の鉛量に関する研究を再検討する意味で,冷凍食品,インスタント食品などの鉛含有量を測定するとともに,現在日本人の常用している若干の生鮮食品,加工食品,し好飲料中の鉛量を測定した.缶詰の米飯の鉛含量は,白米を炊飯したときの3.2~2.8倍の鉛量となり,缶詰食品の鉛量が一般的に高い傾向と一致する.野菜類は三度豆,えんどう豆,なす,キャベツ,そらまあなどは5.4~25.5μg/kg,肉類の牛肉やウインナソーセージは105.6~362.7μg/kgでやや高い含量であった,冷凍食品やイソスタント食品は今回新しく測定したが,1包装あたりで3.96~25.48μgであった.水道水については4.2~8.3μg/lであった.測定した食品のうちの一部について1950年代の成績と比較すると,食品によって相当の増減を認めるものもあるが,その原因は今後検討していく予定である:参6
引用文献 (6件):
  • 1) Kehoe, R. A, F. Thamann, and J. Cholak: On the normal absorption and excretion of lead. III The sources of normal lead absorption. J. Indust. Hyg. 15: 290-300, 1933.
  • 2) 山本俊一: 日本人常用食品中の鉛含有量に関する研究. 阪市大医誌, 4(3): 308-332, 1955.
  • 3) 堀口俊一: 食品中の鉛について労働の科学, 14: 665-672, 1959
  • 4) 堀口俊一: 環境汚染と疾患-鉛中毒現代医学 20: 291-297, 1973
  • 5) 堀口俊一, 堀内一弥: 医化学実験法講座 第3巻 臨床化学 第IV章 G-12, 鉛 中山書店, 東京 (近刊)
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