抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アルゴンーメタン比例計数管の中で単一の遅い電子の放出により発生する電子なだれの連鎖の形成を,計数管が紫外線光で照らされるときにつくられる出力の波高分析によって研究している。この実験に用いている比例計数管は内径15/8in,長さ21/2inのアルミニウム管からつくられ.90%のアルゴンと10%のメタンがつめてある。単一の電子はCurranによる方法で60Wの水銀ランプから光電放出によって計数管のガスの中に放射し,単一の電子のスペクトルはマルチチャネルで,単一なだれがガイガーしきい値以下の増幅器の雑痔以上を検出できる点からいろいろな電圧について40,60および80cmHgの圧力で記録している。各電圧における計数管の反応の比例性が調べられている。電子なだれの連鎖における全電子数の統計的分布は,一般に大部分の電子数の連鎖のひん度が理論的に予想された値より小さ目であるけれども,理論と定性的に一致していることを示している。後継の電子なだれが,陰極の光電効果によって作られる1イオン対あたり一定の確率であるという仮定にもとついて,電子なだれの連鎖における電子数の統計分布の分析ではそれがボアソン分布に従うことを示している(永原照明);写図4表1参26