抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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252Cfの自然核分裂に伴い放出されるγ線を核分裂片との同時計数で測定した.γ線はNaIで,分裂片は相対する二個の固体検出器で検出している.この論文ではlnsより短い半減期の速発放射線を主眼としており,分裂片の質量比の関数として放射線のいろいろの性質(エネルギースペクトラ,相対的強度など)を調べている.コリメータを使ってγ線は分裂片が異なった距離を走ったのちに検出され,この方法でr放出状態の寿命を測定し,崩壊曲線から1×10
-11secの半減期を求めた.ま法の数に近い核分裂片からのγスペクトラはより高いエネルギー側にシフトしている.γ線収量は質量の関数で,のこぎり型であり,山は質量115~120付近および150付近にあり,谷は90および130付近にある.y放出過程の特性は高いスピン状態を含んでいることを示唆している.初期スピンの平均値は大体10位であるものと推定している.放射線は主として振動転移からきていることを示している.これは分岐での状態の結果として説明されている;図11参18(白土〓二)