抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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腸炎ビブリオ食中毒の原因菌V.parahaemolyticaの,生鮮魚中における増殖を,鮮度低下を考慮しつつ検討.鮮度良好のアジ,イカ,ゆでダコに,同菌を10
2匹/g程度に感染させると,他の雑菌に先立ち,dominantに増殖し,30°~37°,(2-)3時間後で10
4~10
5匹/g,6時間後に10
7匹/gに達し,そのたんぱく質活性によって鮮魚を腐敗させた.この菌の発生時間は,アジ,イカで13分~18分,ゆでダコで12分(いずれも30°)であった.以上の結果,汚染後3~6時間までは,鮮度低下が著しくなく,しかも発症量に十分達している場合のあることが示された.