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J-GLOBAL ID:201602012980532181   整理番号:66A0305881

各種食品細菌の増殖速度(III)生鮮魚肉中におけるVibrio parahaemolyticusの増殖

著者 (1件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 541-544  発行年: 1965年 
JST資料番号: F0920A  ISSN: 0021-4930  CODEN: NSKZA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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腸炎ビブリオ食中毒の原因菌V.parahaemolyticaの,生鮮魚中における増殖を,鮮度低下を考慮しつつ検討.鮮度良好のアジ,イカ,ゆでダコに,同菌を102匹/g程度に感染させると,他の雑菌に先立ち,dominantに増殖し,30°~37°,(2-)3時間後で104~105匹/g,6時間後に107匹/gに達し,そのたんぱく質活性によって鮮魚を腐敗させた.この菌の発生時間は,アジ,イカで13分~18分,ゆでダコで12分(いずれも30°)であった.以上の結果,汚染後3~6時間までは,鮮度低下が著しくなく,しかも発症量に十分達している場合のあることが示された.
引用文献 (9件):
  • 1) 天明黎子他:病原性好塩菌Ps. enteritis Takigawaによる食中毒の発生防止に関する実験的研究,公衆衛生, 25, 340, 1961,
  • 2) 武原文三郎他:病原性好塩菌(2)“あじ”とその浸漬液中の本菌の態度ならびに温度との関係,神奈川県衛生研究所年報, XI, 32, 1961.
  • 3) 長南茂樹他:病原性好塩菌(3)食品中の食塩濃度と菌数,神奈川県衛生研究所年報, XI, 37, 1961.
  • 4) 瓜生一郎他:好塩菌に関する研究,神奈川県衛生研究所年報, VI, 93, 1956.
  • 5) 藤原喜久夫他:腸炎ビブリオ検査用テルライト培地について,食品衛生学雑誌, 5, 211, 1964.
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