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J-GLOBAL ID:201602013014492927   整理番号:65A0257863

組織の異なる1.25%C炭素鋼の変態

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巻: 29  号: 10  ページ: 931-934  発行年: 1965年 
JST資料番号: G0023A  ISSN: 0021-4876  CODEN: NIKGAV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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この報告は,炭素含有量1.25%の高炭素工具鋼につき,加熱速度を変えオーステナイト化させ,熱膨張自動記録装置と電子顕微鏡を用いてオーステナイト化温度およびMs点の変化を調査した.試料はあらかじめ球状化セメンタイト,粗パーライト,セミ球状化セメンタイト,調質組織および熱間圧延組織の各組織になるように熱処理されている.実験は徐加熱および急加熱した試料を水中冷却した.そして変態点および変態時間を自記録熱膨張計から得た.これらの結果はつぎのとおりである.(1)調質組織材はオーステナイト化速度が一番速く,また,Ms点は最も低い.ついで球状炭化物,セミ球状化セメンタイトでつぎに粗パーライト組織の順になる.(2)オーステナイト化開始温度は加熱速度が急速に加熱したものにおいて小さくなると低くなる.(3)オーステナイト化変態完了に要する時間はフェライト中の炭素固容量により影響される.(4)Ms温度は大体230°~240°Cを示しているが,熱間圧延組織は,この研究では190°Cを示し,オーステナイトの炭素固容量によるものと考えられる.
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