抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昭和39年11月13日より11月20日にわたって堆積汚泥を本来の河底までボーリングして採泥.(1)運河奥部では堆積速度が早い.船溜では1年間に1.5mの汚泥が積った.その他では一般に堆積速度は遅いようである.長年浚渫しない地点でも約1mの厚さである.(2)有機物質量は奥部で多く,河口に近づくにしたがって少さくなる.CODは奥部で120-140mg/g乾泥,下流では50-80mg/g乾泥程度であり,熱灼減量は,奥部で,20%前後,下流で15%前後であった.(3)ヨード消費量は奥部でもかなりあるが,海水の影響か河口に近づくとさらに多い.遊離型は奥部で1.5-2.2mg/g,下流(南部)で3.3-5.0mg/g,結合型は奥部で3-5mg/g(船溜)あるいは5-8mg/g,河口に近づくと,6-10mg/gとなっている.(4)全窒素量は奥部で7-10mg/g,下流で3-4mg/gであった.(6)以上はすべて,黒い汚泥についての値で,本来の河底と思われる下層の土砂は,はるかに低い汚染度である.