抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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常温蒸溜水による垂直方向への毛管的浸透の時間変化,平衡浸透高と繊維集合体の多孔度との関係を調べた.ぬれの少い繊維では,その集合体の多孔度による浸透水量の差はほとんどないが,ぬれの多い繊維では,同一繊維でも多孔度によりぬれ挙動はかなり異なり,最大の平衡浸透水量を示す最適多孔度が存在する.対象とした10種の試料繊維では,その集合体のぬれの大きいもの(脱脂綿,アセテート,レーヨン,アクリル,ビニロン)と小さいもの(ナイロン6,ポリエステル,ポリプロピレン脱脂羊毛)に大別できる.繊維集合体としての毛管作用的な垂直方向へのぬれやすさは,その繊維自身の水分率とは必ずしも一致しない.