抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒドロコルチゾンの21位に陽イオン性を賦与したアミノアルキルカルボキシレート誘導体を合成した.それらはいずれも酸性領域で容易に水溶液となしうることが認められた.これらの誘導体のみかけのpK
a値を測定し,酸性水溶液中における加水分解反応について嫌気的条件下に動力学的観察を試みた.エタノール水溶液中で電位差滴定により窒素気流中でみかけのpK
a値を測定した.誘導体をpH3.0,100°Cにて加水分解を行なうと相当するアミノカルボン酸とヒドロコルチゾンに分解し,反応は擬一次反応に従っていた.pH3.0以上の酸性条件下では水酸イオン触媒による分解が支配的であり,それ以下では一般酸塩基触媒にて分解すると推定される.また加水分解には第一次塩効果が認められた:参7