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J-GLOBAL ID:201602013206237700   整理番号:65A0247891

有機金属錯化合物を利用する有機合成反応の研究(その1)鉄カルボニルを触媒とするアルコールの合成(第1報)

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資料名:
巻: 10  ページ: 339-350  発行年: 1964年 
JST資料番号: G0061A  ISSN: 0365-2599  CODEN: AGKGAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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鉄カルボニルを触媒とし,オレフィン,水,COからアルコールを合成する反応を検討した.まず,還元鉄とヨード蒸気およびCOを反応させて鉄ペンタカルボニルを得た(収率40%).オレフィンとしてシクロヘキセン,オクテン-1,シクロヘプテンを合成して用いた.ふりまぜ式オートクレーブにオレフィン,鉄ペンタカルボニル,水,トリメチルアミン,メタノールを所定量加え,これにCOを110気圧に圧入し,一定温度(150~180°C)で圧力の減少が見られなくなるまで反応させた.シクロオレフィンからはシクロアルキルカルビノール,オグデンからはn-ノナノールを主成分とする生成物が得られ,最もよい場合に約50%の収率であった.収率ならびに反応の進行に対し水の量が影響し,オレフィンに対して当モルの水を用いる時が最もよいこと,鎖式オレフィンでは二重結合の異性化か著しいことを知った.さらにオレフィンの反応性について調べ,収率から見て反応性はC6>C7>C8の順に低下するものと思われた.
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