抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アクリロニトリルと塩化亜鉛は白色吸湿性の結晶性錯合体(塩化亜鉛/AN=1/2),非晶性錯合体(1/1)および水溶液錯合体を形成する.これらの常温および-78°Cにおける放射線重合を行ない,結晶性錯合体<非晶性錯合体<水溶液錯合体の順に重合速度および生成ポリマーの分子量が大きくなり,とくに水溶液錯合体における重合速度およびポリマーの分子量が非常に大きいことを認めた.また,照射後に後効果重合が進むことが観察された.IRからどの錯合体から得られたPANも,同一の吸収を示し立体規則性を与えないこと,およびX線回折からいずれのポリアクリロニトリルも結晶性がとくにすぐれてはいないことがわかった.