抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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低エネルギーの核子-核子散乱は散乱半径と二核子のポテンシャルの有効距離でよく記述される。この論文の目的はこの核子-核子散乱の結果が3-4MeVの低エネルギー準位に関する核分光学にも適用され.核子間のポテンシャルの形によらないことを示すことである.この点を明かにするためにガウス型,指数函数型,および湯川型のポテンシャルに対して,
58Niと
206Pbの準位が具体的に計算された.計算は二つの方法すなわちタルミとシーバガーの方法とモシンスキーその他の人達による相対座標の方法で行われた.また核ポテンシャルの形にあまりよらないことは,最初ブラットとジャクリンによって低エネルギー散乱の実験結果において指摘されたことであるが.種種の実験結果を統一的にまとめるのに有用であることが示された.ポテンシャルのパラメータsとbが質量数と共にどう変るかと云うことはブルックナーの理論から導びかれるであろう;図1表2参16(江尻 宏泰)