抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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90%氷酢酸+10%5N硝酸溶液中のウラン.トリウム.希土類元素.イットリウム.カドミウム,鉛およびビスマスイオンは強塩基性陰イオン交換樹脂(Dowex 1 X8硝酸形)に強く吸着する.そこでこの溶媒では吸着しない鉄.アルミニウム,マグネシウム,カルシウムイオンから上記のイオンを定量的に分離することができる.酢酸および硝酸の濃度をいろいろ変えてそれぞれのイオンの分配係数および交換容量が調べられた.酢酸濃度と分配係数の対数とは直線関係にあり,その直線の勾配はイオンの原子価が大きいほど急になる.硝酸濃度は分配係数にほとんど影響しない.溶離は1N硝酸溶液でおこなう.同様の検討を90%プロピオン酸+10%5N硝酸溶媒でもおこなった.プロピオン酸系の方がやや高めの分配係数を示す.酢酸系の分配係数は.UO
22+,100;Th
+4,160000;La
3+,1400;Ce
3+,1300;Bi
3+,3550.ンプロピオン酸系の分配係数は,UO
22+,158;Th
4+.160000;La
3+.1400;Ce
3+.1300;Bi
3+.7100.この分離法が海底沈積物の分析に応用された;図3表3参31(岡下 宏)