抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第1報,第II報における溶接部の冷却過程に関する実験結果について,理論的な面から検討を行ない,次のような結果を得た.(I)移動点熱源の理論とmirror methodによって,有限板幅の場合と無限板幅の場合における溶接部の温度の割合が1.03以下になるような板幅を三次元,二次元および一次元熱伝導の場合について求め,アーク溶接における溶接部の冷却過程について無限長に相当する板幅を理論的に決定した.(II)有限板厚の表面に移動点熱源を設定したときの,時間の経過と熱流の変化状態を理論的に求め,溶接アーク熱源の場合と比較検討した.(III)溶接部の冷却過程を検討する場合に,実際の溶接アーク熱源を3つの点熱源によって表わすことを提案し,これらの点熱源の相互位を変えることにより,各種アーク溶接法のアーク熱源を熱伝導的に表わしうることを実験的に確かめた.そしてこの方法により溶込み形状の相違による溶接部の冷却過程の変化を理論的に検討した.(IV)溶接部ボンドの800から300°Cまでの冷却時間と溶接諸条件との関係に理論的な検討を加えた.