抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネパールで採取されたSoriculus nigrescens(食虫類)(例1)と日本のApodemus argenteus(げつ歯類)(例2)で発見されたEmmonsia crescensによる肺adiaspi-romycosissについて報告している.例1:すべての肺葉に白色球型の病巣が散在.病巣は径300~500μで中心部に200~300μの球型の1個,まれに2個のadiaspore(壁は厚さ34~46μの環状の半透明組織)を含んでいる.ヘマトキシリン-エオシン染色により,adiasporeの壁は,厚さ4~6μの赤く染まる外層と28~40μのわずかに染まる均一層からなっていることがわかった.例2:径1mm以下の9個の結節状病巣が肺で発見された.特徴は例1と類似であるが,adiasporeは径544μで,その壁の均一層では強い陽性のPAS反応を示した:参9