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J-GLOBAL ID:201602013896718713   整理番号:70A0372723

腐敗アサリ貝の化学的・薬理学的研究

著者 (2件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 304-315  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0740A  ISSN: 0015-5691  CODEN: NYKZA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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アサリのホモゲナイズしたものを試料とした.これを28°Cで24時間腐敗させるとpH値は腐敗の進行につれ弱酸性から中性に近づき,揮発性塩基窒素含量が増大した.アミノ酸はセリン,グリシン,アルギニン以外で増量の傾向を示した.アミンとしてチラミン,プトレシン,アグマチン,カダベリンが生成されたがヒスタミンは検出できなかった.アサリエキスを経口でモルモットに与えると排便数を増加し,摘出小腸の実験からコリン様物質の存在を疑ったので薄層クロマトグラフィー法で追究したところ遊離コリンを証明した.コリンおよびアサリエキス中の消化管への作用実験から腐敗アサリエキス中の下痢作用物質の本態はコリンと断定した:参25
引用文献 (25件):
  • 1) 安田安一:三重医学,5,177 (1962).
  • 2) 寺田安一,伊藤均ほか:三重医学,11,437 (1968).
  • 3) 厚生省編纂:衛生検査指針皿,水産食品衛生検査法,P.34,協同医書,東京.
  • 4) Conway, E. J.: Microdiffusion Analysis and Volumetric Error, London Crosby Lockwood and Son Ltd. (1950).
  • 5) Glick, D.: J. Biol. Chem., 156, 643 (1944).
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