抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メタノール,エタノール,イソプロパノール中におけるフェナジンの光還元と水溶液中のEDTAによるフェナジンの光還元を研究.これに関連した素反応も研究.主生成物は吸収スペクトルを測定してジヒドロフェナジンと同定.メタノール,エタノール,イソプロパノール中での光還元の量子収率はそれぞれ0.023,0.037,0.050.一重項-三重項の遷移確率(ΦST)は水溶液中で>0.33であることがわかった.アルコール中で生成したセミキノンは不均化反応によって消失するのに対し,水溶液中では不均化反応が遅く,高いEDTA濃度ではセミキノンはさらに還元される.フェナジンとジヒドロフェナジンは分子化合物をつくり,3つの化合物の間である種の平衡が成立ち,ESRによりその存在が認められるかなり安定なラジカル種がこの平衡にあずかるものと思われる:参8