抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メタノール資化性酵母CandidaN-16のメタノール酸化経路を調べ,メタノール(I)からホルムアルデヒド(II),ぎ酸(III)を経て炭酸ガス(IV)に至る反応を触媒する酵素の存在を確認した.IからIIへの反応はアルコールオキシダーゼによるものであり,常法にて結晶状に単離した.本酵素の補欠分子族はFADで,基質はメタノール以外にエタノール,n-プロパノール,n-ブタノール,n-アミルアルコールなども酸化された.IIからIIIへの反応は,NADを補酵素とし,GSHを必要とするデヒドロゲナーゼにより,IIIからIVへの反応は,NADを補酵素とするデヒドロゲナーゼにより触媒されることがわかった.また,細胞抽出液中にはカタラーゼの存在が認められた.さらに,IよりIVへの酸化経路は,他のメタノール資化性酵母CandidaN-17.Saccharomyces H-1およびTorulopsisM-1にも見出された:参26