抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この論文はゲルマニウム検出器によって得られた複雑なスペクトルの解析のための計算機プログラム(AUTSPAN)について報告している。このプログラムは続みこまれた全ての意味のあるピークの位置を自動的に決定し,それらの中心と面積とを計算する。このプログラムは,次の3つの主な部分に分けられる。第1はデータのスムージング。このプログラムではスムージングはスペクトルに対してのみ行なわれ,その第1及び第2微分のなあらかにした値は,単に引き算から求められた。スペクトルのスムージングは後で行なうピークパラメータの決定の場合の初期値の正確な評価を与える。第2はピークの位置の決定。ピークが線型のバックグラウンドの上にガウス関数型をして存在すると仮定して行なわれる。ピークのうち,バックグラウンドの二乗平均以下の高さのもの及び10カウント以下のものは除かれた。ピークのパラメータの決定。2次関数型のバックグラウンドの上にガウス型のピークが存在すると仮定してピークパラメータが決定された。存在するこの種のプログラムに比して,いくつかの点で改良がなされている。まず,パラメータの決定速度を速めるため,2次近似が使われた。次にパラメータ決定プログラムの終了に対して工夫がほどこされ,最後に異常ピークの高さをゼロとする処理が加えられた。このプログラムはFORTRANW(G)で書かれ,IBM360/65計算機で使用された(的場優);参9