抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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動物窒息箱は空気の出入のなく,ふたと本体との合わせ目をゴムで接着した透明樹脂製箱である.この中にウサギを人れ,密閉箱内の空気のみを呼吸せしめ,CO
2蓄積とO
2欠乏とが共存する一般の窒息状態から死に到るようにした.致死時間は2~2.5時間であった.窒息死後,血清総たんぱく,血清GOT,血清GPTのいずれにおいても有意の増加が認められた,慢性窒息時と急性窒息時を比較すると,そのGOT,GPTともに前名において増加が大で,特にGOTの増加は急性時の約5倍であった.窒息死前後差においてGOT,GPTにおいて有意の相関が認められた.慢性窒息時においては,臓器組織への窒息侵襲が大きく,これにより生体にヒポキシアに対する呼吸性,代謝性変動が加わり,呼吸性アチドーシスを生ぜしめ血晴GOT,血清GPTの著増をきたしたものと考察:参21