抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブラジキニン(I)の中枢神経系に及ぼす作用と脳におけるキニン不活化酵素(キニナーゼ)の役割をマウスを用いて検討.Iをマウス脳室内に投与した場合,高用量(750μg/kg)以上では興奮後,抑制がみられたが,500μg/kg以下では興奮はみられなかった.キニナーゼ活性は興奮期に増大していた.Iはヘキソバルビタールによる睡眠時間を延長した.同じ効果が不活化Iで観察された.以上から興奮期はIそれ自体でおこされ,次にその分解物により抑制期が生ずると思われた.興奮をおこさない用量のIとEDTAあるいはグルタチオンを同時に注射すると興奮を生じた.これはこれらの化合物がin vitroばかりでなくin vivoでもキニナーゼ活性を抑制することによると思われる:参14