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J-GLOBAL ID:201602014422755738   整理番号:66A0293100

りん酸トリブチルとカルボン酸との間の水素結合の生成がウランの分配におよぼす影響

The effect of hydrogen bond formation between trin butyl phosphate and carboxylic acid on uranium distribution
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 67-71  発行年: 1966年 
JST資料番号: G0317A  ISSN: 0022-3131  CODEN: JNSTAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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りん酸トリブチル(TBP)と水の間のウランの分配比は安息香酸,ラウリン酸,オレイン酸,ステアリン酸のような水に不溶性のカルボン酸を添加すると減少する。この原因としてTBPとカルボン酸の問に水素結合が生成されるためにウランの分配比の減少することが考えられた。アジピン酸,しゅう酸のようなカルボン酸を添加したときにはこれらの水に対する溶解度が非常に大きいのでウラン分配比の減少はみられなかった。TBPの希釈剤ケロシンが放射線損傷または化学損傷をうけると水に水溶性のカルボン酸が生成し,これがウランの抽出率の低下をきたすものと考えられる。硝酸濃度を1~5Nと変えてもこれらの結果はかわらない。赤外スペクトルの測定によってTBPのP=O基とカルボン酸のOH基の間に強い水素結合の生成することがたしかめられた;図6参8(著者抄録)
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