抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
NN-ジエチルカルバモイルホスフェートの重水中での溶媒同位体効果,
18Oを多く含んだ溶媒中での結合解裂の位置決定等から反応機構を推定した.加水分解速度定数(50°C)はpH=0において最少,pH=4において最大となり,塩基性ではほとんど反応が起らない.pH=4において重水同位体効果は(kD/kH)0.74である・重水を溶媒にした時,酸触媒反応の表われない時(0.09M HC1O
4)Dの影響はないが,強酸中では(2.47M)溶媒同位体効果(kD/kH)1.42である・次に
18Oの入った溶媒(100°C)での加水分解から,塩基性およびpH=4ではP-0結合の開裂はほとんどなく,酸性中において90%のP-O結合解裂が見られる・以上の結果から反応機構はpH=4ではモノアニオンC-O結合解裂を含むSN〓機構,他の酸では水分子が律速段階に含まれているA
2機構である;図2表4参14(沢田正実)