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J-GLOBAL ID:201602014518364594   整理番号:70A0358972

熱抵抗線量計としての石英

Quartz as a heat-resistant dosimeter.
著者 (2件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 567-568  発行年: 1970年 
JST資料番号: B0373A  ISSN: 0017-9078  CODEN: HLTPA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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熱ルミネッセンス(TL)けい光体およびフィルムバッジは現存する主な線量計であるが,それらの潜像は約50°C以上の温度に2,3時間さらすとその一部は消えてしまう。しかし,加熱率20°C/secにおける約100°Cでの石英中のTLピークを観測した結果,このような低温度のTLピークは,照射線量の焼戻しに起因するTL感度の増加を測定することによって,熱抵抗線量計として利用することができることがわかった。この線量計測法では貯えられたTLを測定するのではなくて線量によってひき起された感度の変化を測定するのである。まづα-石英を1000°Cで18時間焼き1radの試験用線量を与えてTLを測定してTL感度S0を求める。つぎにこの石英を線量計としてある期間被ばくさせたのち20°C/secの割合で例えば550°Cまで加熱して熱的に焼戻しする。それと最初与えたと同じ試験線量1radを与えてTLを測定しTL感度Sを求め感度比S/S0を求める。するとこの値は線量計の被ばく線量と一定の関数関係を示すのでこの関係が線量計測に使用できる。ここで線量を与えるためには終始90Srが使用された。しかし,この関数関係は焼戻し温度や焼戻し時間などによって変化している。また線量測定範囲も熱処理に影響され,現在のところでは使用しうる範囲は最高数百rad程度である。そこでこの現象の物理的機構に関する研究が現在なされつつあり,熱処理にあまり影響されず,かつ測定範囲の広い人造石英の開発が期待されている(山岡義人)
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