抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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これまで単母音や単音節の自動認識は各所で行なわれ.かなりの成果が得られているが,連続音声についてはまだそれまでに至っていない。 これは.連続音声中の音韻の属性が前後の音韻の影響を受けて変化するので.それを単なる単音の連続として扱うことができないためである。本文には。この困難を解決する一つの方法として,対象を単語音声に限る場合は.誤って認識された音韻でも単語の冗長性を利用して訂正することができることを示してある。 すなわち,鼻子音・閉鎖音以外の音素はすべて正しく認識できるが,鼻子音相互間・閉鎖音相互間の識別はまったくできないという仮想の単語音声認識装置を考え,その出力を辞書と比較して正しい単語に訂正する試みが述べてある。 日本語の高ひん度単語3250語を用いて辞書を構成した場合,この方法により4%-50%の識別率の改善が得られている。また。このような辞書を用いる識別法が.鼻子音や閉鎖音を含む実在の単語の識別に適しているということが述べてある;写図6表10参11
