抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ベンゼンや四塩化炭素を溶媒として,カーボンブラック表面にBz
2O
2を作用させると,粒子表面にはBzO・が結合する。しかしながら,アセトンやアルコールの系では,BzO・に優先して溶媒ラジカルが粒子表面へ結合する傾向があり,
14Cメチルアルコールをトレーサーとして,の現象を確かめた。ついで,AIBNとBz
2O
2とを,それぞれ重合開始剤に選び,スチレンと酢酸ビニルの重合をカーボンブラックの存在する系で取扱ったところ,まったく異なる現象が観察され,Bz
2O
2の系では,いちじるしい遅延作用がみられた。この種の現象は,いずれもカーボンブラック粒子表面が対象となる異種ラジカルの競争反応に基づくもので,粒子表面の官能基に反応選択性があり,反応系で生まれる遊離基にも反応選択性のあることを物語る(原報)