抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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果実の食品照射の分野において第一人者である著者らが,AECに提出した契約研究のレポート(1~190ページ)であり,8ページまでは,全汎にわたる要約である。9~26ページが副題に関するものである。イチゴは,放射線貯蔵に最も適した果実の一つで,200krad照射し,0~5°Cに貯蔵するのが適当であるとされている。ボチリチス菌を接種したイチゴを照射し,冷蔵の際,箱詰開放のものと,その上を孔のあいたポリエチレン,あるいはポリエチレンで密封したものとをくらべてみた。ポリエチレンで密封したものが一番よい。これは,包装容器中の酸素が消費され,炭酸ガスがふえたためであって,酸素ガスと炭酸ガスを実験的にいろいろ混合したジャーの中で実験してみると,それぞれ3.25%および3%の混合比がよい。しかし,0~5°Cの貯蔵であれば,特に気密な包装や,無菌的な包装を使わなくてもよいように思われる;図5表4参8(岡 充)