抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全身の液体シンチレーションによる
47Caの計測はコルチコイド投与による体内Ca保持量の減少をみる感度のよい方法であることが分かった。牛の心臓と蒸留水だけを与えたビークル犬の骨格の病理学的研究を行なうため,臨床化学,放射線学のルーチン法と全身液体シンチレーション計測法を比較している。牛の心臓のCa:Pの比は1:16(Caは57mg,Pは845mg)で,最適摂取量のCa:P,1,2:1(Caは120mg,Pは100mg)とは極端な差がある。牛心臓を与えた犬の
47Ca量を全身液体シンチレーションカウンターで測ったところCa量はむしろ増加気味であり,血しょう,アルカリ,ホスファターゼと血清のりん含量は著しく減少した。この計測法によって正常食と牛心臓を与えた時の
47Caの体中の保持量の相違もみている(河村正一)