抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ポリプロピレンの粉末化試料を遂次溶媒抽出法によって分別し,その区分の立体規則度のパラメータと粘度平均分子量をプロットし次の関係を得た.すなわち,試料の立体規則度は,明らかに分子量依存性を示している.この関係は,高規則性部と中規則性部の二つの部分に分けられ,かつ高規則性部の関係は試料によらないが,中規則性部の傾向は試料間で差があること.さらにEtAlCl
2を含む3元系触媒で得られた資料は規則度が高いこと,などがわかった.これらの結果は,カラム分別区分を用いた結果から定性的に正しいと推論された.また溶媒抽出が主として立体規則度に依存して行なわれることも示した.立体規則度と分子量の関係は低規則部では一様な把握がしがたく,また分子量と構造とは少なくともある程度以上の規則度を持つ部分では相関関係の存在することを示すものである.