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J-GLOBAL ID:201602014765820870   整理番号:64A0262554

糸状菌のマルトース分解酵素(I)Aspergillus ni-gerのトランスグルコシダーゼの結晶化

著者 (2件):
資料名:
巻: 37  号: 11  ページ: 668-672  発行年: 1963年 
JST資料番号: F0231A  ISSN: 0002-1407  CODEN: NNKKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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Asp.nigerの1株のふすまコージ抽出液のマルトース(I)分解様式は糖化型のアミラーゼ(II)とトランスグルコシダーゼ(III)による.この抽出液を硫安分別,アクリノール沈殿法,連続ロ紙電気泳動によってII作用を示さないIIIを結晶として単離した.結晶IIIは電気泳動分析から単一タンパク質とみなされ,作用には助酵素その他の低分子物質を必要としない.I分解とグルコース転移の活性はいろいろの条件下で常に一致する.Iからグルコースのほかイソマルトース,イソマルトトリオースを生成するので,主に1・4-グルコシド結合の分解に際し,1・6-グルコシド結合への転移を触媒する.最適pHは3.5,pH2~7で30°C,24時間安定,15分加熱で60°Cまで失活しない.
引用文献 (16件):
  • (1) 北原覚雄,村田卯一:醗工, 32, 473 (1954).
  • (2) 松山正宜:醗工, 32, 285 (1954).
  • (3) 岡崎浩:本誌, 28, 48, 54 (1954).
  • (4) L. L. Phillips, M. L. Caldwell: J. Am. Chem. Soc., 73, 3559, 3563 (1951).
  • (5) J. Corman, F. A. Langlikke: Cereal. Chem., 25, 191 (1948).
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