抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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適正な消化槽運転をするために,栄養バランスの点から上記のことを研究した。試料は脂肪酸としてカプロン酸(C
5H
13COOH),炭水化物として麦芽糖(C
12H
22O
1111),たん白質としてL-Leucine(C
6H
13NO
2)を用いた。毎日加える有機物は豚のえさを用い,これのN:C比は1:16.52であり,消化日数はいろいろの有機物負荷で190日間行なった。結果は毎日の有機物負荷におけるN:C比が0.0620以上になっても分解効率は良くならない。そしてアンモニアとしての窒素が重要であることが判った。これはアンモニア性窒素が微生物にとって適正な環境を維持するように酸を中和するからである