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J-GLOBAL ID：201602014779419728   整理番号：71A0375394

合成チロトロピン放出因子(TRF)のTSH放出効果に関する臨床的研究 特にTRF試験の臨床的意義

著者 (1件)： 大槻真 (神戸大(医))
資料名： 日本内分泌学会雑誌  (Folia Endocrinologica Japonica)
巻： 47  号： 5  ページ： 301-321  発行年： 1971年 
JST資料番号： F0915A  ISSN： 0029-0661  CODEN： NNGZAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 正常例ではTRF25~200μgの単回静脈内投与によって15~30分をピークとするTSHの増量および用量反応相関を証明した,間脳下垂体障害例では一般に甲状せん機能低下を伴う症例においてはTRFに対する反応が減弱した.甲状せん機能こう進症では大多数がTRFに無反応であったが,一部には最適以下の反応を示すものもあった.原発性甲状せん機能低下症ではTSHの放出レベルは高値であるが,TRF投与後さらに上昇を示しかつ高値が持続した,副じん皮質ステロイド長期投与症例およびCushing症候群ではTRFに対する反応は低下あるいは欠如した.70歳以上の老人においても正常反応を示した.これらの結果からTRF試験が下垂休TSHの反応予備能を知る検査として有用であることを認めた

タイトルに関連する用語 (8件)： チロトロピン放出因子 ,  TRF ,  TSH ,  放出 ,  臨床 ,  研究 ,  試験 ,  臨床的意義