抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1965年秋,早期肥育用の乳用子牛を集団飼育している牧場で流行した下痢を主徴とする疾病の病性鑑定を行なった.1死亡例について細菌学的,病理学的検査を実施したところ,各臓器からSalmonellatyphimuriumが分離され,また肝にチフス結節,巣状壊死および強度の類壊死が認められ,S.typhimurium感染による子牛のパラチスフ症と判定した.未発症の6頭を含む14頭の残存子牛のうち5頭の糞便からS.typhimuriumが分離され,ウィダール反応も陽性であった.また死亡例および発症子牛に対する寄生虫およびウイルス検査の結果が陰性であることから,この子牛群に発生した下痢症の主因はS.typhimurium感染によるものと考えられた:参20