抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アスファルト乳剤で土を処理する場合過剰水分の対策としてセノントを併用する場合,セメント(スラグセメント)の添加量の影響を砂質土についてしらべた.その結果,セメント2~4%添加によって処理上は強度の増加が著るしいが,表層に使用する場合はその耐候性に懸念されるところがある.またセメント水和反応のために水分の蒸発がなくとも硬化さぜ得るが,これを締め固めて施工物とする場合は,密度,強度の最大値を得るためには混合後施工までの時間を適当にえらぶ必要があること.およびこの時間は水分量によって左右されることを明らかにした.このほか,セメントの代りにリグニンスルホン酸-Caを重クロム酸塩などのゲル化剤とともにアスファルト乳剤と併用したものの性質をしらべた.リグニンスルホン酸塩の分散性のため,過剰水分の対策にはならないが,水分の蒸発がなくとも硬化し,クロムリグニンゲルの接着性とアスファルトの接着耐水性が一緒になり耐候性のある高い強度を有する処理土が得られる.