抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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V型開先による突合せ溶接を施し裏溶接を行なったSS41の平板の溶接残留応力分布をX線および機械的方法で測定し,その値を対比させた.X線測定はGlocker法によりビード方向およびビードに垂直方向の残留応力を測定した.機械的方法はMathar法を用い測定点にドリルで孔をあけ,これによるひずみの変化をひずみ計を用いて測定して応力-ひずみ関係式から応力を計算した.その結果は裏溶接を施さない板について従来得られた結果とは異なり,表面においてはビード付近で圧縮,端面付近では引張りの応力分布を示した.裏面においては表面と逆な応力分布が得られた.機械的に測定した応力はX線による値よりも低目であった.低サイクルの繰返し引張り荷重を加え残留応力の変化を測定したがビード上ではほとんど変化がみられず,母材においては初期の繰返数ではかなり著しく,以後漸次減少した.