抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブタ血清中に存在するα
2-マクログロブリン(I)を単離しレンニン(II)凝固阻害作用を検討.κ-カゼイン(III)を基質として工の阻害作用を試験,IIによるパラIIIの生成がみられないことからIがII凝固阻害物質であり酵素的段階に対する阻害であることが明らかになった.IをIIIあるいはIIとあらかじめ接触させて阻害の有無を観察,IIに接触させておいた場合に阻害が現れ,接触時間の経過とともに阻害力が強くなり,IはIIの酵素活性を阻害すると考えた.6種のほ乳動物の血清についてII阻害力を比較し,さらに血清中のI含量を調べ,阻害力の強さはI含量とある程度関係があるものと推定:参14