抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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固定温室における花きの連作障害が認められたので,生育を支配する因子をは握するため,津名。東浦,淡路の各町の固定温室約11ha中の代表的温室72棟(温室土壌は元水田で,花崗岩質の砂質土壌が多く,一部は第3紀粘質土壌)を選定し,土壌の肥培管理の実態を調査し,その理化学性を検討した。中には25年以上の老温室もあり,連作障害による減収がみられ,極めて多肥栽培が実施され,元肥の70%位が有機質肥料であった.表層土と下層土の三相分布がみられ,固相容積が速作年数の増加とともに減少し,全孔げき量は逆の傾向が認められ軽しょう化の傾向にあった.下層土のpHは上昇し塩類の集積がみられた.P
2O
5は平均50mgで,無換土で5年以上連作すると1~2年当時の3倍量も多くなっていた.NO
3-Nは連作とともに増加し最高35mgのものもあった.CaO,P
2O
5,NO
3-N,MgO,K
2Oはいずれも3年連作後急激に増加した.MgO含量は8~150mgであった.Naは連作年数の増加とともに集積大の傾向がみられたが,Bは逆の傾向にあった,生育障害と塩基含量および土性との間にも明らかな関係があり,土壌の溶液濃度と生育とではEClms以上でカチオン含量800mg以上で障害も生じ易く換土の必要性が認められた.