抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ジフェニルアミン(DPA)の第一吸収帯の特性を解析するために,DPAおよびその同族化合物の電子状態を計算し,これらの化合物のけい光スペクトルへの溶媒効果を研究.計算結果からこれらの3つの化合物の第一励起状態は主にベンゼンB
2uであることがわかったが,DPAではイオン状態(CTs-)はB
2u状態の極く近くに局在しているため,溶液ではそのエネルギーをB
2uの位置に低下させ,溶液で実測される第一吸収帯は2つの遷移G→B
2uとG→CT
s-が重なった吸収帯であると仮定.これを確めるために,基底状態と励起状態間の双極子能率変化であるΔμをけい光スペクトルへの溶媒効果から計算DPAのΔμ実測値はB
2uに対する理論値とCT
s一に対する理論値の中間で,励起平衡状態ではB
2uへのCT
s-の混合が増加することが推定される:参32