抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ラットにおける妊娠時と非妊娠時の子宮けい部の組織変化を特に基質の酸性ムコ多糖類の変化に主眼を置いて比較検討した.ヘマトキシリン・エオシンおよびVanGieson染色によりこう原線維を中心とするけい部の組織像を検討し,PAS法,コロイド鉄法およびトルイジンブルーによるメタクロマジー法により酸性ムコ多糖類を染色し,ヒアルロニダーゼ消化試験を行なった.その結果,妊娠子宮けい部のこう原線維が著明にまぽらになっており,基質に明らかに酸性ムコ多糖類の増加を認め,かつその主なものはビアルロン酸であることが示された.また単位乾燥重量当たりの総ヘキソサミンは妊娠群で非妊娠群の約4倍に増加していることからも妊娠によって酸性ムコ多糖類が著増することが知られた:参15