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J-GLOBAL ID:201602015745577053   整理番号:66A0316245

高炭素18Cr-12Niステンレス鋼のクリープ破断強さにおよぼす2段溶体化処理の影響

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資料名:
巻: 30  号: 11  ページ: 1032  発行年: 1966年 
JST資料番号: G0023A  ISSN: 0021-4876  CODEN: NIKGAV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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高炭素18Cr-12Niステンレス鋼に2段溶体化処理を与えるとクリープ破断強度が著しく改善されることが判明した.2段溶体化処理とは鋼をまず炭化物(Cr23C6)の固溶度曲線以上の温度(1175°~1250°C)で均質化し,これを直接固溶度曲線以下の中間温度(970°~1120°C)まで冷却して炭化物を粒界に選択的に析出させる処理である.この粒界析出は鋸歯状に起こり,この鋸歯状化が粒界すべりを減少させ,したがってZenerの機構による三重点割れを抑制すると考えられる.これを説明するのにStrohの式を用いた.第1段温度,第2段温度および第2段における保持時間の影響などを実験した.600°C,1000hr破断応力で比較すると,通常の1段溶体化処理では17.5kg/mm2が最高であるのに対して,最良の2段溶体化処理では26kg/mm2とほぼ50%の応力上昇を見せた.
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