抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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同位体分離器により,Fe,Ni,Cu,Mg中に打込まれた
181Hf線源を用いて,Taイオンを含む希薄無秩序系が研究された。打込みエネルギーはFeの場合40から80keV,他は60keVである。Fe中ての
181Taの137keV準位(60ps)の積分回転測定は656kGの超微細場を仮定して,g(137keV)=0.27(2)を与えた。482keV準位(15ns)をつかってCu及びMg中での電気四重極相互作用が測定された。これらの系に対して,積分減衰測定から,(ω
1/2)(Cu)=16MHz,ω
0(Mg)/2=18MHz。これらの系に対する微分減衰測定は相互作用周波数の広い分布を示す。Ta-Ni系は,外部磁場で磁化した場合と磁化しない場合の双方について,-124°Cからキューリー温度までの温度の関数として微分法により測定された,室温ではラーマー周波数は87MHzで,これは-90kGの超微細場に対応し,従来の測定と良く一致する。磁化しない線源の場合,実験データをフーリエ解析したフーリエ・スペクトルは,四重極相互作用に起因するらしい二本線を示す。ラーマー周波数は150°Cと300°Cの間で大きく増加し,これはおそらく局在モーメント効果によると考えられる。焼なましによって,ラーマー周波数の非可逆的変化が生じた