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J-GLOBAL ID:201602015876419585   整理番号:64A0277492

ポリピロメリットイミドの熱分解

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資料名:
巻: 67  ページ: 474-478  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0171A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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ポリピロメリットイミド樹脂の熱安定性をしらべるため,ピロメリットイミド環を,ヘキサメチレン(I),ジフェニルメタン(II),ジフェニルエーテル(III)で連結したポリイミドを合成し,窒素中および空気中での熱分解を熱天秤によって測定し,また定温で熱分解したポリマーの赤外吸収スペクトルを検討.窒素中の熱分解においてはポリマー(I)は,330~390°Cで重量減少が著しく速くなり,全量の60%が減少する.一方ポリマー(II)および(III)は,(I)より熱分解温度も高く,600°Cまでの重量減少も,30~40%である.ポリマー(I)では主鎖裂断反応がおこっていると推定される.また空気中での熱分解ではポリマー(I)は,比較的重量減少のおそい反応が280~350°Cで,つづいて急激な分解反応が350~380°Cで起る.同様の二段階の反応がポリマー(II)でも起るが,(I)ほど顕著ではない.ポリマー(III)は酸化の影響が最小.I.R.スペクトルよりポリマー(I)では-C-C-,C-N<,結合の一部切断が起っていることが判る.ポリマー(II)の空気中での酸化ではジフェニルメタン構造がジアリルアルコール,ジフェニルケトンに一部酸化されているのが認められる.ポリマー(III)では-C-N<結合よりむしろエーテル結合が関与している.
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