抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天然Wの熱中性子照射によって186Reと188Reが生成する。ターゲットのWとReの分離は各種試みられ,ピ11ジンによる溶媒抽出法,無機イオン交換体であるHZOを用いる方法,カラム法,溶媒抽出法一沈殿法の併用などがあるが,回収率が低かったり,分離が完全でなかったりして検討すべき問題が残っている。著者らはアルミナ(メルク,中性)を(1:1)塩酸で処理して水洗,105°Cで乾燥,ふるいバッチ法とカラム法で両者の分離に用いた。バッチ法で分離係数を測定し.溶出容量の測定には直径10mmのカラムにアルミナ1gをつめ,このカラムに5-500μgのW(VI)に’。7Wをトレーサとして加えた溶液を1ml/minの流速で流してしらべた。Reの溶出実験では溶液中に187Wと186Reをトレーサとして加え1ml/minの流速でi,eReを溶出し放射能を測定し加えたReの98%以上が溶出するに要する容量を測定した。分配係数は各種の酸溶液で行なったが,いずれの場合もW(m>Re(W》であった。結局,Re(VIII)とWの分離係数から十分分離できることがわかり,0.1MNaC1が分離に最も適することが分った。この方法での放射能汚染除去係数は187W>104でγスベクトロメトリーによって分離したフラクションにはiecReしかないことを確かめた。この方法はWとReを完全に分離でき回収率が定量的であるよい方法である(河村正一);写図3表2参6