抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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252Cfにおける,中性子と核分裂片の飛行時間法による,測定に対する結果の詳細がのべられている。実験室系で記述されたとき,非対称の異なった程度のもの,そしてまた,運動エネルギーの異るものについての一組の核分裂片から放出される中性子のエネルギースペクトルと,角度分布は,十分に加速された核分裂片から等方的に放出されるという仮説と矛盾なく説明することができた。即発中性子が動いている核分裂片から等方的に放出されると仮定するとき,中性子の重心系でのエネルギースペクトルは,全くせまい制限内で,標準の形で示しうることが見出され,この標準の形を与えると,中性子の分布は,核分裂片により放出される中性子数νと,その平均エネルギー〓により特徴づけることができる。2つの量νと〓は,一組の核分裂片に対して,核分裂片の質量数Aと運動エネルギーEKの関数として解析された。そしてこの詳細な結果は,一連のグラフにより図示された。核分裂片の質量数Aに対するνの変化は,昔の実験で見られたような“のこぎりぱ”のような関係を示す。これと逆に,核分裂片の質量数Aに対する〓の関係は,対称質量分裂の領域では,不連続を示さない。ここで〓の値は常に一組の核分裂片の2つのメンバーに対しては近似的に等しい。計算のもっとも簡単な結果は,データと共に示されている.。しかし.中性子分布に対する系統的な説明の試みはなされていない;図23表1参18(竹腰英子)