抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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0,5mのダイズ,1.1mのモロコシ両植物を裁培し,プラスチッセ覆いを用いて頭上から1~44μ(平均7.5μ)の粒径をもつけい酸質粒子(高温で
134Csを吸着させてある)を乾燥状態で散布し,その滞留状況を観察した。散布量は土地面積1ft
2当り1.96g,
134Cs含量は13.65μCi/ft
2であり,植物体は散布後1,7,15.21.28,34日に採取,葉部,茎部に分けて放射能測定を行なった。散布直後の植物体保持率はダイズで39.5%,モロコシで38.3%と酷似するが,保持部位は大きく相違し,ダイズではその中の81.2%が葉部にあり.モロコシでは75.3%が葉と茎の接合部のさや状の分部に保持されていた。保持フォールアウトの減少経過は初期において著しく,初めの1週間内の消失はダイズで79.1%,モロコシで87.5%であった。1~5週間の消失率はおよそ一定の水準を示し,5週間後の保持量はダイズで最初の7.8%,モロコシで同じく2.1%となった。植物体各部についての滞留曲線から,0~7日および7~34日の期間に対する半減期を求めると,0-7日では非常に一定していて3.4~4.4日の値が得られ,7~34日の間では18~35日とかなりの変動を示した(市川りゅう資)