抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本住血吸虫のミクロソーム画分を調製し,これを抗原(I)としてMelcher抗原(II)の反応と比較検討して,皮内反応抗原としての態度を調べた.その結果,IはIIに比較して反応が弱く特異性も弱い成績が得られた.流行地において検便上,虫卵の有無に関係なくIIによって陽性反応も認めた群におけるFr.1およびFr2の反応は,Fr.1が強く反応し,IIと類似の反応を示した.電子顕微鏡による観察では,両画分のか粒の大ききのみ差が認められたが,この差が皮内反応の盾性に関係するかは今後の検討を要する.II,Fr.1およびFr.2の3種抗原の反応について比較を行なった結果,Fr.1およびFr.2すなわちミクロソーム画分は反応が弱く,かつ反応の特異性を認めることができなかった:参5