抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒトの血中ACTHの放射性免疫分析は,その血中濃度が低いこと,ACTHに対する抗体産生が困難であること,抗体が多様性を示すことなどが問題であった.ブタACTHをメチラポンとFreund完全補助液に加えてモルモットに1月1回の免疫を行ない,14か月目に得られた抗血清を用い,血しょうを1:5に希釈して検定するとよいことがわかった.なお同方法による血中ACTH値は,正常人は80以下~160μμg/ml,副じんせんしゅによるCushing症候群では検出不能,過形成によるものとAddison病では高値であった.また,Cushing症候群の副じんせんしゅと過形成との鑑別は尿17~オキシコルチコステロイドを指標とすると不可能だが,メチラポン投与の当方法では可能であることがわかった:参14