抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Ge(Li)検出器を利用する機器分析的放射化分析法により大阪地区に選ばれた4定点において採取した大気浮遊じんの元素分析を試み,30種をこえる元素について1か月間の大気中平均濃度を測定することができた。大気浮遊じんは直径4.7cm,孔径1,2μのメンブレーン・フィルレタ上に1か月間昼夜連続して集められた。照射用試料の調製,照射および冷却時間,元素定量に用いる放射性核種およびγ線エネルギー,観測例とその考察などについて述べる。4定点における濃度の分布が元素によりいくつかの型に分類されることが見出された。数多くの元素について大気中濃度を測定することは,大気汚染の実態を理解するうえに有用な資料を提供するものと考えられる(原報)