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J-GLOBAL ID:201602016723686068   整理番号:62A0188407

10Bの準位構造

On the level structure of B10.
著者 (1件):
資料名:
巻: 1960  号: 36-45  ページ: 1-3,5,7-29  発行年: 1960年 
JST資料番号: B0003A  ISSN: 0066-2003  CODEN: AAFPA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フィンランド (FIN) 
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励起エネルギー6.585MeV以上の10Bの準位が9Be(p,γ)反応を用いて調べられた。〓ァン・デ・グラーフ加速器からの陽子ピームを,0.02inの銀ぱくの上にロードされた20μg/cm2の厚さの9Beにあて,それから出るγ線を,5inΦ×4inのNaI(T1)シンチレーション・スペクトロメータにより測定した。結晶はターゲットより62〓のところにおかれ,10cmの厚さの鉛シールドでかこまれており,サムコインシデンスと通常のコインシデスによるスペクトルが測定されている。7.42MeVのところに新しい準位が存在することが見出された。この準位の半値幅は100keVで,共鳴エネルギーは930±15keVであった。同じエネルギーにおける他の反応(p,d),(p,α)と比較すると,この準位はT=0状態であることが予想される。この準位からのγ線は0.72,1.74,2.55MeV準位へゆくものが見出されており,粒子崩壊とともに考えると,この状態のスピン・パリティは1+または1-であることが結論された。前者の方がより可能性がある。7.47MeV準位の存在もたしかめられ,準位幅は35keVであることがわかった。この準位は,基底状態および0.72,2.15MeV準位へ崩壊する。7.48,7.47,7.42MeV準位の崩壊形式が求められ,議論されている;図11参17(山崎敏光)

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